フリーランスやコロナ対策によるテレワークといった新しい働き方が近年増加しています。今まではオフィスに電車通勤するのが当たり前でしたが、自宅で仕事をすることが一般的になりつつあります。通勤のストレスがなくなる反面、自宅ではプライベートと仕事をうまく切り分けられないという悩みを持つ方も増えています。そんな悩みを持つ方に、今回は自宅を快適なオフィスにする方法をお伝えします。
自宅開業・フリーランスやテレワークで自宅をオフィスにするメリット
費用の節約
自宅をオフィス化することの大きなメリットの一つは、初期費用を節約できることです。自宅以外の場所に賃貸オフィスを用意する場合には、家賃や敷金、礼金といったまとまったお金が必要になります。また仕事をするためのオフィスデスクやオフィスチェアといったオフィス家具や備品なども改めて購入する必要があるので、賃貸オフィスを開設するとかなりの費用がかかってしまいます。
シェアオフィスやコワーキングスペースを利用する手段もありますが、毎日の利用料金の積み重ねはやはり負担になりがちです。自宅をオフィスにすれば余分に家賃を払う必要がなくなり、家具や備品も自宅で使っているものを代用すれば初期コストを大きく節約できます。
通勤からの解放
オフィスを自宅にすることで通勤時間から解放されるのも大きなメリットです。自宅以外の場所にオフィスを用意してしまうと、毎日そのオフィスに自宅から通勤しなければいけなくなります。自宅をオフィスにすることで通勤時間がなくなり、時間にゆとりを持てるようになります。朝の貴重な時間も自分がやりたいことに集中できるでしょう。
また、洗濯など、ちょっとした家事をやらなくてはいけないときでも、オフィスを自宅にしておけばいつでも仕事と両立しながらこなすことができます。
このように通勤時間がなくなり、時間的余裕が生まれるだけでも大きなメリットといえます。さらに電車に乗る必要もなくなるので、満員電車のストレスからも解放され、生活の質(QOL)の向上も期待できます。
家賃や光熱費の一部を経費計上できる(法人、個人事業主の場合)
個人事業主や法人として自宅をオフィスにしている場合、家賃や光熱費を一部経費として計上できます。もちろん、家賃と光熱費の100%を経費にすることはできませんが、仕事のために使っている分は経費にできます。
事業で使う割合とそれ以外で使用する割合を把握して分ける必要があり、これを「家事按分」と言います。具体的には自宅全体の床面積のうち、事業用スペースの割合を算出し、この割合に基づいて家賃の一部を経費として計上します。詳細は個人の働き方や条件によって異なりますので、疑問があれば税理士などに相談しましょう。
自宅をオフィスにするデメリット
仕事とプライベートの切り分けができない
自宅で仕事ができる環境にあるといつでも仕事ができてしまうため、仕事が終わらないときはついつい夜中まで仕事をしてしまいます。そのような生活を続けてしまうと、睡眠不足になってしまい生活習慣が乱れる懸念があります。健康を維持するためにも仕事のオンオフの切り替えができるようなオフィスづくりを意識することが重要です。
たとえば仕事をする部屋とプライベートの部屋をしっかりと分けて、仕事以外の時は部屋に入らないようにするなどの方法が考えられます。大事なのは自分に合った仕事のオンオフを切り替える方法を見つけることです。
さらに、家族がいる場合は家族の生活スペースとの切り分けもしっかり行う必要があります。業務用PCを家族に触らせない、オンラインミーティングの内容を聞こえないようにするといった情報セキュリティ上の対策も必要です。
法人の場合、対外的な信用が得づらい
起業したばかりのスタートアップなど、法人が自宅をオフィスにすると第三者から信用を得づらくなってしまうリスクがあります。顧客が会社について調べた際や、実際に会社を訪問した際に会社の場所が個人宅だとわかったら、良い印象を持たれない可能性があります。最近はGoogleマップなどで簡単に建物の外観を確認できるので、取引を開始する際の判断材料にされるケースも実際に増えています。
法人としてビジネスを行う場合には、顧客や金融機関などの第三者からの見られ方は意識しなければなりません。自宅をオフィスにする際には、メリットだけで判断せず、第三者の目線やリスクもしっかりと視野に入れて決めるべきです。
自宅を快適なオフィスにするためのポイント
仕事スペースと生活スペースを分ける
先述した通り、仕事スペースと生活スペースは分けることをおすすめします。もしスペースを分けずにいると、せっかくの休日なのに書類やPCが目に入り「そういえばあれやらなきゃ」と思って仕事を始めてしまう可能性があります。多少であれば問題ないですが、それが続いてしまうと休日との切り替えがうまくできなくなってしまいます。
それを防ぐためにも、仕事スペースと生活スペースは分けるべきです。仕事をするときはする、休むときは休むというメリハリがつけられる部屋を作っておくと快適なオフィスになります。
自分にとって快適な備品や家具を用意する
パーテーションや防音壁の導入
自宅で仕事をする場合、集中力を維持するためにパーテーションや防音壁の導入は必須です。パーテーションというのは「間仕切り」のことで視線を遮る効果があります。視線を遮ることで余計なものが目に入らないので仕事に集中しやすいといった効果があります。
また防音壁は周りの音を遮断してくれるため、Web会議なども聞きとりやすくなる効果があり、スムーズに仕事を進めることができます。最近はテレワーク向けに手ごろなものも増えているので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。
デュアルモニターやWebカメラの導入
デュアルモニターを設置すると広く画面を使うことができるので、作業効率が単純にアップします。PCでの作業がメインになる仕事の方はデュアルモニターを用意しても損はないでしょう。
Webカメラは他の社員や取引先とのオンライン会議などのために必須のツールです。ミーティングはすべてWebで行う会社も増えているので、これからの時代は必ず必要です。PC内臓のもので済ませている人もいるかもしれませんが、快適なオンライン会議のためには専用のWebカメラの購入をおすすめします。
オフィスチェアやオフィスデスクの導入
自宅をオフィスにするとき、費用を少しでも抑えるために元々自宅にあるデスクやチェアを使おうと思っている方が多いようです。ですが、自宅をオフィスにするきっかけで改めてオフィス備品を買うと、より一層快適なオフィスを実現できます。
自分にとって座りやすいオフィスチェアやオフィスデスクを用意すれば、仕事をするモチベーションも上がるので生産性が格段にアップします。自宅の椅子で仕事をしていたところ、腰を痛めてしまったという人も実際に増えているため、オフィスチェアの導入は特におすすめです。初期費用を抑えたい場合は、オフィス家具レンタルの利用を検討しましょう。
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