多くの人が働くオフィスでは、徹底した感染対策が必要です。近年、ウイルス対策としてオフィスに空気清浄機を導入する企業が増えています。
空気清浄機には家庭用と業務用があり、広いオフィスには業務用空気清浄機がおすすめです。しかし、サイズ、パワー、機能の違いによって種類が豊富なので、どのように選んだらよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、「空気清浄機の設置効果」「おすすめの設置場所」「オフィスに設置する空気清浄機の選び方」をご紹介します。オフィスへ空気清浄機の導入を検討している方はぜひ最後までご覧ください。
オフィスに空気清浄機を置く効果とは
オフィスに空気清浄機を置くと、オフィスの空気環境がよくなって従業員のストレスが軽減し、業務効率のアップする効果が期待されます。
人の出入りが多いオフィスではウイルスや花粉、ホコリが舞いやすいため、換気だけではきれいな空気を維持することは難しいものです。空気清浄機を設置すれば健康的なオフィス環境を作ることができ、従業員の満足度や仕事の生産性を高めてくれるでしょう。
家庭用空気清浄機と業務用空気清浄機の違い
業務用空気清浄機が家庭用空気清浄機と比較して違う点は、広い空間をスピーディーに浄化できるパワフルな性能にあります。また、除菌消臭といった機能面も家庭用に比べ優れており、オフィスはもちろん病院や工場、介護施設や保育施設など不特定多数の人が集まる場所で導入されています。
家庭用に比べてサイズは大きくなりますが、その分広いオフィス空間をしっかりきれいにしてくれます。
オフィスの空気清浄機の設置場所や置き方
オフィスに適した空気清浄機の設置場所や置き方のポイントをご紹介します。
オフィスの中央や人の集まる場所がおすすめ
設置場所はオフィスの中央や人の集まる場所が推奨です。オフィスの中央に置くことで、吸込口から部屋全体の汚れた空気を吸い込み、吹出口からきれいに浄化した空気を放出し部屋中に循環できます。
ポイントは吸込口と吹出口を塞がないように、壁や家具から離れた広いスペースに置くことです。人が集まる場所は呼気やほこりで空気が汚れやすいため、除菌、消臭効果をより発揮しやすいでしょう。
換気口や空調の位置を確認しよう
オフィスは通常、機械換気によって給気・排気の調整をしています。オフィスに空気清浄機を設置する場合、「空調の気流をうまく利用すること」「空気清浄機で浄化した空気を換気システムで外に出さないこと」を意識して設置するのがポイントです。
空気清浄機は24時間稼働が必要?
電気代を節約するためにオフィスに人がいないときは空気清浄機の電源を切ってしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、空気清浄機は基本的に24時間稼働し続けることをおすすめします。
空気中の微細な汚れは一度舞い上がると、数時間床に落ちずに空気中を漂い続けます。退社時に空気清浄機の電源を切ると、翌日出社したときに空気中のハウスダストやPM2.5などの有害物質を吸い込んでしまう恐れがあるのです。
メーカーも24時間稼働を推奨していることもあり、常時つけっぱなしにしても電気代は1ヶ月に数百円程度(使用環境や機種によって異なります)。オフィスに人がいないときも弱運転やエコモードを利用して稼働させ続けておきましょう。
オフィスに置く空気清浄機の種類
空気清浄機にはさまざまな種類があります。それぞれの性能を理解して、オフィス環境にあった機器を選んでください。
空気清浄機
空気清浄機はウイルスや花粉、ハウスダストなど汚れた空気を吸い込み、フィルターを通してきれいにする機器です。オフィスに置く場合、高機能フィルターを搭載した空気清浄機を選びましょう。
加湿空気清浄機
加湿空気清浄機とは、空気清浄機に加湿機能がついたタイプです。1台で湿度管理と空気清浄ができるため、加湿器を別に置く必要がなく、省スペースなところがメリットです。一方、加湿方式によってはお手入れを怠ると水垢が溜まったり、雑菌が繁殖したりするため注意が必要です。
脱臭機
脱臭機は、室内のにおいや菌、ウイルスの抑制に特化した機器で、空気清浄機よりも脱臭効果に優れています。タバコや汗のにおいなど、より強い脱臭効果を求める方におすすめです。
空間洗浄機
空間洗浄機とは、次亜塩素酸などの除菌水を空間に放出して除菌をする機器です。ドアや壁、カーテンなどに付着した菌やウイルスまで除去できるとされています。
オフィスの広さは? 設置前に適用床面積をチェック
空気清浄機にはそれぞれ「適用床面積」が定められています。効率よく空気を浄化するためにはオフィスの広さに適した空気清浄機を選ぶことが重要です。
適用床面積(適用畳数)
適用床面積(適用畳数)とは日本電機工業会規格が定めた「規定の粉塵濃度を30分で浄化できる広さ」のことです。
適用床面積の目安
設置するオフィスの広さに応じて必要な適用床面積を求めましょう。適用床面積を1台で満たす空気清浄機を選んでもよいですし、複数台の空気清浄機を置くという方法もあります。
スピーディーに部屋をきれいにしたいなら、オフィスの広さよりも大きい適用床面積の空気清浄機を選ぶのが有効です。
オフィスの空気をクリーンで安心安全な環境に
空気清浄機は置き場所に気をつければ効果的に使うことができます。オフィスの空調の気流を利用して、なるべく中央に設置するようにしましょう。
高性能な業務用空気清浄機は広いオフィス空間をパワフルに浄化してくれますが、高価で購入が難しい場合もあると思います。レンタルを活用すれば初期費用を抑えられる上、処分やメンテナンスの手間を省くことが可能です。
AQレントでは、加湿器や除湿器、空気清浄機といった空調家電のレンタルサービスを提供しています。安心安全なオフィス環境のために、業務用空気清浄機のレンタルをぜひ検討してみてください。