オフィスづくり

オフィスに置く袖机とは? 種類(両袖・片袖)やデスクワゴンとの違い、選び方を解説

オフィスに置く袖机の種類(両袖・片袖)やデスクワゴンとの違い、選び方を解説

オフィスで大きなスペースを占めることになる、オフィス用の机や収納家具。選ぶ際は、どうしても慎重になりますよね。

今回は、企業の備品管理担当者様向けに袖机とデスクワゴンを比較し、選ぶ際のポイントをご紹介します。また後半では、便利な機能や目的別に選ぶ素材、おすすめのメーカーについて解説します。

袖机とは

袖机とはオフィス家具の一種で、机の片側(もしくは両側)に収納のある机です。袖机の中にはたくさんの書類を収納でき、資料の保管や机上の整理整頓に役立ちます。

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袖机の種類

袖机は大まかに、「片袖机」と「両袖机」の2種類に分類されます。

片袖机

片袖机とは、机の右側(もしくは左側)に、2から4段の引き出しが付属しているものです。引き出しが右側についているものは「右片袖机」、左側についているものは「左片袖机」と呼ばれます。

実際にオフィスで使用されているものの大半は、右片袖机です。机の幅は約100~160cmが主流となっています。

両袖机

両袖机とは、机の両側に引き出しがある机を指します。単純に片袖机の倍の収納力を持つため、より多くの書類を収納できます。机の幅は約140~180cmが一般的です。

袖机とデスクワゴンとの違い

デスクワゴンとは、収納力の少ない机に後から追加するタイプの可動式の収納です。袖机と同じく2から4段の引き出しがあり、机の下に収まるサイズに設計されています。

机の天板と一体になっている袖机に対して、デスクワゴンは移動可能なものが多いのが特徴です。可動式であるためキャスターがついており、机から引き出すと、机を作業用に広々と利用することもできます。

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デスクワゴンの種類

デスクワゴンには主に3つの種類があります。使いやすさの決め手は、「引き出しの数」「高さ」「収納方法の違い」にあります。以下で詳しく解説していきます。

オープンタイプ

オープンタイプとは、物を収納するスペースが棚のようにオープンになったタイプです。棚だけのタイプと、棚と引き出しを併せ持ったタイプがあります。

棚に収まれば、収納する物はサイズの大きな物や立体物も可能。作業中はデスク上で使用し、作業が終わったらデスク下にそのまま収納するという使い方ができます。

クローズドタイプ

クローズドタイプとは、デスクワゴンに扉や引き出しがついており、収納したものが外から見えないタイプです。すっきりとした見た目で収納ができます。

選ぶ際は、引き出しの数、個数、引き出しの深さなどがチェックポイント。オフィスで使用する場合には、A4サイズのファイルが入るかを必ず確認しましょう。

バスケットタイプ

バスケットタイプとは、収納ラックを使用したデスクワゴンです。高さがあるため、デスク横での使用にも移動させて作業用として立ったままの使用にも向いています。

袖机・デスクワゴンの選び方

素材もサイズも豊富なバリエーションがあるデスクワゴンですが、選ぶ際には、「サイズ」「素材」「セキュリティー」「キャスター」の4点は必ずチェックするようにしましょう。

サイズで選ぶ

デスクワゴンを選ぶ際、「60cmの高さ」が目安になります。一般的にオフィスで使用されるデスクは70cmであるため、デスク下に収めるには60cmがジャストサイズです。

デスクワゴンの高さとは、キャスターも含んだデスクワゴン全体の長さを表すので注意してください。商品紹介文によっては、本体サイズのみの表記となっている場合もあります。本体サイズのみの記載の場合は、本体の高さに5cm追加して、デスクワゴン全体の高さを想定してみるとよいでしょう。

引き出しの深さで選ぶ

引き出しの深さは「30cm以上」が目安です。A4ファイルを縦置きできる深さが最低30cm以上であるためです。もし30cm未満の場合はファイルを横に置くか、積み上げて置くことになります。

A4用紙の実寸は横21cm×縦29.7cmですが、A4ファイルはA4用紙より一回り大きい作りです。引き出しの深さは、実際に使用するファイルの大きさも加味して選びましょう。

素材で選ぶ

素材は主にスチール製と木製があります。スチール製は丈夫で長持ちするためオフィスでの使用に最適。引き出しの容量は大きく、多くの書類を収納できます。引き出しを引いた際の間口が広いため、引き出しの奥のファイルも楽に出し入れできます。

木製は、おしゃれで温かみのある雰囲気が魅力。ナチュラルなイメージのオフィスにしたい場合にぴったりです。またスチール製と比較して価格が低めなのも、うれしいポイントです。

機能で選ぶ

重要な書類や小物を保管する場合には、「オールロック機能」付きがおすすめです。1箇所の施錠で全ての引き出しの鍵がかかるので、鍵のかけ忘れを防げます。

ストッパー付きのキャスターは、引き出しのスムーズな開閉を実現させてくれます。ストッパーがついていないと引き出しを開ける度にワゴンが一緒に動いてしまい、転倒の危険性があったり、都度位置を戻さないといけなかったりとストレスの元です。

実際には多くのデスクワゴンはキャスター付きですが、一部付属していないものもあるため注意が必要です。

その他「転倒防止機能」付きであれば、引き出しを開けた際にバランスが崩れて倒れてきてしまったり、反動で他の引き出しが開いたり、といったトラブルも防げます。

袖机・デスクワゴンの人気おすすめメーカー

袖机やデスクワゴンはさまざまなメーカーから販売されています。国内大手メーカーのKOKUYOやOKAMURAであれば安心の品質です。素材は主にスチール製でオフィス用に最適なラインナップが、サイズも豊富に展開されています。

デザイン性を求めるなら、イケアや無印良品もおすすめ。おしゃれな木製のタイプや、たくさんのカラーバリエーションの中からオフィスのイメージにマッチした商品を選ぶことができます。

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オフィスの収納を便利で快適に

デスク周りの収納を選ぶ際は、あらかじめ必要な収納スペースを想定した上で、両袖机や片袖机などを選ぶといいでしょう。

収納スペースが把握しづらい場合は、まず引き出しの付いていないデスクを選び、そこから収納スペースの必要性を判断した上で、後からデスクワゴンを追加するのもおすすめです。必要な収納が十分に確保できる袖机で、快適なデスクワークを実現してください。

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