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集中力が続かない原因と高める方法│仕事のミスをなくして効率的に働く

集中力が続かない原因と高める方法を解説

仕事をするときに、一つの作業に集中できているかどうかでその仕事の効率や成果に大きな違いが生じます。集中したいのに、途中で集中力が途切れてしまうなんてことはありませんか? 今回は集中力が続かない原因や、集中力を高める方法を紹介します。ポイントは短時間の集中を積み重ねることです。ミスや失敗を減らし、作業の効率化を図りましょう。

仕事のミスを減らすなら集中力を維持することが大切

「集中力」とは“目の前の物事にすべての意識を向けることができる力”です。好きなことをしているときにあっという間に時間が過ぎていくのは、集中力が維持できている状態と言えます。仕事中にその状態へ持っていくことができれば、ミスや無駄がなくなり評価も高まることでしょう。

人間が集中できる時間は決まっている?

集中力が持続する時間を調査した結果はさまざまありますが、おおむね「1時間程度」という結論に至っている場合が多く見られます。短いと30分程度、長くて1時間半程度という結果が多いようです。

短時間の集中を繰り返すことが仕事の効率化に

おすすめは短時間の集中を何度も繰り返すことです。60分続けて集中するより、間に休憩を挟みながら15分の集中した時間を3回繰り返したほうが、合計学習時間は45分にもかかわらず学習効率が良いという調査結果もあるように、長時間の集中を求めていくより短時間の集中を繰り返すことが重要です。

周りにずっと集中して仕事に取り組んでいるように見える人も、実はオン・オフを細かく繰り返すことができているのかもしれません。

仕事の集中力が続かない原因

短い時間にしても、集中するためにはさまざまな阻害要因を避ける必要があります。

寝不足・睡眠不足

集中を妨げる一番の要因は睡眠不足と言われています。どうしても睡眠を削らないといけない場面はありますが、気がついたらまぶたが閉じてしまうような状況では、良い結果を望めないことが多くあります。

ストレスや疲れ

疲れは頭の疲れと身体の疲れがありますが、いずれも集中を阻害する要因となります。デスクワークが多い方は身体は疲れていないのに頭だけ疲労感が溜まってしまう場合もあります。この状態は、睡眠の質が下がる原因ともなりますので、適度な運動も取り入れてから眠ることも重要です。

業務の難易度が高い・業務量が多い

難易度が高いタスクにいきなり取り組むと、集中力が続かない場合があります。また、業務量が多い場合も過度なプレッシャーを感じてしまい、目の前のことに集中できない状態が続きます。

周りの音や話し声

周囲の音がうるさい場合は集中できない場合があります。無意識でも脳は周囲の音を拾ってしまうため、集中する先が周囲の音に向いてしまう原因となります。特にオフィス内での電話など、関心を取られてしまうような会話が身近に発生する環境は、集中するには適さないと言えます。その一方で適度な喧騒やまったく気にならない環境音はかえって集中できる場合もあるので、それぞれに合った環境を見つけることも大事です。

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仕事の集中力を高める方法

集中力を高める方法はどのようなものがあるか、前述した原因も踏まえてどうすればよいか見ていきましょう。

しっかりと寝る

睡眠時間をしっかりと確保することが重要です。集中力が続かない一番の原因とも言われていますので、良質な睡眠をとるだけで驚くほど集中力が回復することも多くあります。

マルチタスクを見直して一つの作業に取り組む

マルチタスクは効率が良いように見えて、集中してシングルタスクで順番にこなしたほうが結果的に良いという調査結果が多くあります。作業中に声をかけられると集中力が切れてしまうのと同じように、いくつものタスクを切り替えることも集中力が続かない原因となります。

集中するイメージを定期的に行う

作業に入る前に、自ら集中している姿をイメージしてみることも大事です。作業前のルーティーンを作るなど、具体的な習慣をイメージすることで自然と集中する時間に入ることができます。

集中できる環境を作る

午前中や午後4時以降が集中しやすい時間帯だと一般的には言われています。その時間帯に最適な効果を発揮できるよう、あらかじめデスク周りをきれいにして余計な資料が目に入らないようにしたり、スマートフォンを見えなくしたりして集中できる環境に身を置くことが重要です。逆に捉えると、昼食の前後はあえて集中しなくてもこなせるような定型業務などを持ってくることもメリハリをつけることにつながります。

定期的に休憩をとる・身体を動かす

特に集中が落ちる昼食前後に休憩時間を設けたり、昼食後に散歩など適度な運動を取り入れることでその後の集中力が大きく改善します。

優先順位・締め切りを決める

多くのタスクがある場合は、優先順位と締め切りを設けて取りかかりましょう。

仕事の姿勢を改善する

仕事中の姿勢は長時間にわたる分、非常に重要です。無理な姿勢や背筋が曲がった状態を続けていると、肩こりや腰痛の原因ともなりますので、正しい姿勢で健康な状態を保ち、仕事に集中するようにしましょう。座っている姿勢そのものが健康に良くないという意見も多いため、スタンディングワークをする人が増えてきています。

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集中力を高める脳内物質

集中力をアップさせるのに有効な脳内ホルモンを紹介します。効果的な食品もお伝えするので、集中して仕事したいときは意識してみましょう。

セロトニン

幸福な感情をつかさどる脳内ホルモンとして知られています。分泌を促すには起床後に太陽の光を十分に浴びることが有効です。

ドーパミン

やる気や運動学習に関連が深い脳内ホルモンです。分泌を促すには運動が最適で、ジョギングや体操のような軽い運動でも有効です。

集中力を維持するおすすめの食品

豆腐や納豆などの大豆食品、チーズや牛乳、ヨーグルトなどの乳製品は、セロトニンの分泌に必要な「トリプトファン」が多く含まれるため、意識して摂取することが有効です。またドーパミンの原料はタンパク質なので、肉、魚や大豆食品などの必須アミノ酸に加えて、ニンニクなどビタミンB群をとるといいでしょう。

集中力を高めるならオフィス環境の見直しもおすすめ

集中して作業するならオフィス環境の改善も検討しましょう。周りの音や話し声が聞こえたり、人の往来が多い場所はどうしても気が散ってしまいます。集中ブースやデスク周りを仕切るなど、集中しやすい環境を整えるとより仕事に専念できます。

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