足元を効果的にあたためるデスクヒーターは、寒い季節にあると嬉しいアイテムです。足元が冷えがちなオフィスでも、冷えによるストレス緩和に役立ってくれます。
しかし、デスクヒーターと言っても、形状も機能性も消費電力も、実にさまざまな種類が展開されています。どんなモノを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、デスクヒーターの種類や選び方、おすすめメーカーの人気機種をご紹介します。
デスクヒーターとは
デスクヒーターとは小型の暖房器具で、デスクの足元などに設置しやすい設計になっています。エアコンをつけていても、どうしても上の方に暖かい空気が溜まってしまい、足元は冷えます。
デスクヒーターを使用すれば、部屋全体の温度を変えなくても個人で好みの温度に設定できます。小さいので持ち運びしやすいのもポイントです。
オフィスでデスクヒーターを使う効果
特に女性に多い冷え性、またオフィスの制服がスカートなどといった場合もあり、冬場は足元の冷えが気になるところでしょう。オフィスヒーターを使用すれば、こうした体質的、環境的な冷えによるストレスが緩和されます。
小型なので目立たず、周囲に気を遣わせることもありません。重量は1~2kg程度の商品が多く、軽く持ち運びが簡単な点も特徴で、近年増えつつあるフリーデスクオフィスにもぴったりです。
足元が暖かければ部屋全体の温度を低めに設定することができます。暖房はヒーターだけでまかなえる場合もあるので、節電のメリットもあると言えるでしょう。
デスクヒーターの種類
デスクヒーターにはさまざまな形状があります。それぞれの特徴を知って、最適なものを選びましょう。
電気ストーブ・遠赤外線ヒーター
電気ストーブや遠赤外線ヒーターは、近くにいる人をすぐに温めてくれる点が魅力です。ガスや灯油を使用していないため、室内の空気をあまり汚さず清潔に使えます。
ファンヒーター
ファンヒーターは送風ファンにより、温められる範囲が広いのが特徴です。足先だけでなく、下半身全体をしっかり温められます。複数人で使用するものおすすめです。
パネルヒーター
パネルヒーターとはデスク下にコの字型に立てかけて使用するパネル型の暖房器具です。表面がパネルで覆われているため、近づいても火傷の心配がありません。コンパクトに折りたためるので、収納しやすいのも特徴です。
マットヒーター
マットヒーターとは、足元用の小型ホットカーペットです。床の上に敷くので、床からの冷気を遮断してくれます。足を入れ込んで使用できるタイプもあり、効果的に体を温められます。
マグネット式やこたつ型ヒーターもおすすめ
マグネット式ヒーターとは、マグネットでデスクの天板の裏側に貼り付けて使用するタイプです。すっきりとした見た目で、設置後は周りからも付けていることが見えにくいというメリットがあります。
こたつ型ヒーターとは、パネルヒーターとブランケットを組み合わせたタイプで、こたつのように下半身全体を覆ってくれるのが特徴です。熱が逃げないので、他のタイプより省エネ効果が高いのも嬉しいところでしょう。
オフィスで足元を暖めるデスクヒーターの選び方
形状も機能も省エネ対応も、さまざまな製品が揃っているデスクヒーター。その機能面に注目して選び方のヒントをご紹介します。
設置・収納時のサイズで選ぶ
まず、置き場所であるデスク下のサイズをよく確認しましょう。個人での使用か複数人での使用か、オフィス内で持ち運びの必要性があるかどうかも重要なポイントです。
静音性で選ぶ
オフィスの環境によっては、動作音に気をとられることなく、集中して業務に取り組める静音タイプを選ぶといいでしょう。ハイレベルの暖房性と静音性を兼ね備えている商品もあるので、そのようなタイプが有力な選択肢になります。
温度調整機能で選ぶ
温度調整機能があれば、その日の気温や設置場所の室温によって設定を変えられます。温めすぎも防げるので、結果的に省エネにもつながります。
安全機能(タイマー・センサー)で選ぶ
安全機能付きであれば、うっかり転倒させたり、温度が上がりすぎたりしても自動で電源が切れるので安心です。
省エネ性能で選ぶ
電気代を低く抑えたい場合は、省エネ機能もチェックポイント。必ず1時間あたりの消費電力を確認しましょう。熱源部分の小さなものや、マットヒーターは比較的電気代が安い傾向にあるためおすすめです。
電源タイプで選ぶ(コンセント・USB)
デスクヒーターの電源タイプは大まかに分けて2種類。コンセントタイプとUSBタイプがあります。オフィス環境によってコンセントの数や位置はさまざまです。USBタイプは小型で省電力なものが多いため、もしコンセントが近くにない場合にはおすすめです。
小型・コンパクトタイプも! 人気メーカーのおすすめデスクヒーター
人気のメーカーから発売されている、おすすめのデスクヒーターをご紹介します。スリムでコンパクトな形状や便利な機能つきなど、目的に合わせてチェックしてみてください。
Panasonic(パナソニック)|セラミックファンヒーター DS-FTS1201
小型サイズ(41.5×21.5×14cm)のセラミックファンヒーター。縦にも横にも設置することができます。コンパクトでありながら、最大1170Wのパワーで足元を効果的に温めてくれます。
IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)|デスクパネルヒーター PH-TSA
48cmの高さがデスクの足元にピッタリなパネル型のヒーター。未使用時には三つ折りにしてコンパクトに収納できます。一般的なこたつと比較して電気代は1/4に抑えられる点も魅力です。
Miriyon(ミリヨン)|遠赤外線デスクヒーター
広いヒーター面が特徴のパネル型のヒーターです。前方のみならず、足裏も暖かさが感じられる設計になっています。3時間オフタイマーが付いており、切り忘れの心配もありません。
Panasonic(パナソニック)|マルチウォーマー DF-SAC30
マット型のヒーターで、デスクヒーターの他にもクッションやあんかとして使用できます。1時間あたりの電気代が約0.3円と省電力なのも魅力です。表面温度は3段階(41℃・39℃・36℃)に切り替え可能。マイクロファイバーを使用した肌触りのいい生地は、取り外して洗うことが可能です。
足元の冷え対策に! デスクヒーターで仕事環境を快適にしよう
冬場に限らず、春先や梅雨時、晩秋など、オフィスは想像以上に冷えているものです。また出入り口付近などは、さらに冷気が入って来やすい環境です。集中して仕事に取り組むためにも、デスク周りの寒さ対策は欠かせません。
デスクヒーターの暖房性能は製品によって大きく異なります。オフィス環境に合わせて、最適な商品を選びましょう。今回ご紹介した選び方やおすすめアイテムを参考にしながら、より快適なワークスペースを確保してみてください。
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