オフィスづくり

デスクワークにおすすめ! エルゴノミクスチェア(人間工学椅子)のメリットや選び方

エルゴノミクスチェア(人間工学椅子)のメリットや選び方

オフィスでのデスクワークやテレワークを快適に過ごしたい。長く活用できるデスクチェアがほしい。そんな方には、人間工学(エルゴノミクス)に基づいて作られた椅子がおすすめです。人間の本来の姿勢や動きの研究である人間工学を活用した椅子であれば、長時間の座り姿勢でも腰や首へ掛かる負担を軽減することができます。

今回は、人間工学デザインの椅子「エルゴノミクスチェア」を使うメリットや選び方をご紹介します。

エルゴノミクスチェア(人間工学椅子)のメリット、普通の椅子との違いとは?

エルゴノミクスチェアとは、人間本来の体のつくりや動きを研究した人間工学を基に設計された椅子です。正しい姿勢を維持できるように設計されているため、普通の椅子と違って長時間使用しても肩や腰、首などへの負担が少なくすみます。

さまざまな種類があるエルゴノミクスチェアの中で自分に合った椅子を選べば、姿勢を改善し腰痛や肩こりを予防しながら快適な環境でお仕事に励めるでしょう。

【エルゴノミクスチェアの選び方】1.種類で選ぶ

エルゴノミクスチェアとは一口に言っても、実にたくさんの種類があります。4つの視点別にそれぞれ違いやおすすめポイントなどをご紹介していきますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。まずは、種類による違いを解説していきます。

オフィスチェア

人間の体に合うように人間工学を基に設計デザインされているエルゴノミクスチェアは、普通の椅子と比べて高価になる傾向があります。その中で、オフィスチェアは比較的安価に設定されているので、費用を抑えたい方におすすめです。

デスクワークに特化した設計のオフィスチェアは、見た目もオフィスで利用しやすいシンプルなデザインの製品が多くあります。しかし、安価なものはヘッドレストやアームレストなどがついていないなど機能を絞っているため、予算や目的に応じて機能を選択する必要があります。

エグゼクティブチェア

社長や役員向けの高級感のある椅子として、エグゼクティブチェアがあります。オフィスチェアと違い、素材や機能も最高級のタイプを使用しているため最高の座り心地を体験できます。ハイバックで革張りものも多く、インテリアとしての魅力もあります。

自宅で優雅な気持ちでテレワークをしたい方にもおすすめです。

ゲーミングチェア

ゲーミングチェアとはその名の通りゲームをする人向けに設計された商品です。腕が疲れないためのアームレストに加え、腰や首の負荷を軽減するためにランバーサポートや大きめのヘッドレストなどが装備されています。

機能性の高い製品を比較的安価に購入できるため、ゲーム目的だけでなくデスクワーク用として活用される方も少なくありません。

バランスチェア

バランスチェアは人間工学を活用し、座るだけで自然と正しい姿勢になるように設計された椅子です。姿勢を無理なく改善できるため、すでに腰痛や肩こりなどのお悩みのある方にもおすすめです。

ただし、他のエルゴノミクスチェアと違い製品によっては長時間の使用に向いていなかったり、机と高さが合わずデスクワークに向いていなかったりする場合があります。目的に合わせてしっかり選ぶ必要があるでしょう。

【エルゴノミクスチェアの選び方】2.素材で選ぶ

次に、エルゴノミクスチェアの素材による違いを紹介していきます。触り心地や通気性などにも影響するため、好みに合った素材のものを選ぶようにしましょう。

布(ファブリック)

布(ファブリック)タイプの椅子は最も一般的です。そのため色や柄も豊富にあり、自分の好みに合ったデザインのものを選べます。肌ざわりもよく、普段使いの椅子と同じような感触を求めている方にもおすすめです。

革(レザー)

革(レザー)タイプは、高級感を求めている方におすすめです。インテリアとしても最適で、社長室や役員室のチェアならレザータイプが良いでしょう。ファブリックタイプと違い多少の汚れも拭き取れるなどのメリットがある反面、汗をかくとべたつく可能性があるため注意が必要です。

メッシュ

メッシュ素材のタイプは、オフィスチェアやテレワーク用として人気です。通気性がよく長時間使用しても背中やお尻、太ももが蒸れにくいため、夏場も快適に過ごすことができます。汗をかきやすい方や、快適さを求める方におすすめです。

詳しくはコチラ

【エルゴノミクスチェアの選び方】3.目的や悩みで選ぶ

続いて、目的やお悩み別で、おすすめの機能をご紹介します。用途に合わない椅子を選ぶと逆に疲れてしまうといったこともあるため、それぞれの機能をきちんと把握して選ぶようにしましょう。

腰痛: ランバーサポート

長時間の座り姿勢による腰痛に困っている場合は、ランバーサポート付のモデルがおすすめです。ランバーサポートとは、椅子に座った時に背中が自然なS字カーブの姿勢になるようサポートしてくれる機能です。

デスクに向かうと腰が背もたれから浮いて疲れてしまう方は、この機能を試してみてください。

エコノミー症候群: 高さ調節機能や身体を動かしやすいタイプ

フライト中に起こるエコノミークラス症候群ですが、長時間のオフィスワークで同じ姿勢を続けている場合でも気を付けた方が良いでしょう。

足を動かすなど姿勢を変えることが大切なので、座ったままフットレストで足を伸ばせるものや、高さを変えて座る姿勢を変化させられるものを選んでください。

首痛: ヘッドレスト

人間の頭は重いため、長時間頭を支えているとどうしても首が痛くなってしまいます。そうした悩みには、ヘッドレストで頭や首をサポートしてあげることが大切です。休憩でリラックスしたい時や、本や資料を読む際にもヘッドレストがあれば快適になります。

肩こり: アームレスト

タイピングやマウス操作で腕をずっと上げたままにしていると、肩こりや腕の痛みの原因になります。アームレストを使用することで、腕を前に出す姿勢を自然にサポートしてくれます。自分の快適な作業姿勢に合うように微調整できる機能があるものを選ぶとより良いでしょう。

リラックス効果: ロッキング機能

ロッキング機能とは、背もたれを後ろに倒して横になったような姿勢になれる機能です。休憩を取りたい時など、椅子に座ったままリラックスした姿勢になりたい場合に最適です。フットレストと組み合わせれば、ソファやベッドに行かずに仮眠も取れます。

猫背: 前傾機能

パソコンに長時間向かう方は、自然と前のめりに背中が丸まり猫背の姿勢になりがちです。座面の前後の高さを変える前傾機能があれば、猫背だけでなく、太ももや下腹部の圧迫も改善できます。

【エルゴノミクスチェアの選び方】4.背もたれの高さで選ぶ

最後に、背もたれの高さによる違いについて解説します。

ローバック

ローバックチェアとは、背もたれの高さが低めに設計された椅子です。一般的なオフィスチェアはこちらにあたります。コンパクトで見た目もすっきりしているため、オフィスなど複数人で利用する場合に最適です。価格も低めなものが多いため、コスト重視の方にもおすすめです。

ハイバック

ハイバックチェアは背もたれが通常より高く設計された椅子です。ローバックに比べ背もたれに寄りかかり楽な姿勢を取ることが可能です。

エクストラハイバック

エクストラハイバックは、ハイバックよりもさらに背もたれが高く設計されています。ローバックと違い、ヘッドレストなどもついていることが多いため、寄りかかってゆったりくつろげます。

エグゼクティブ向けや、テレワークで長時間のデスクワークを快適に過ごしたい方におすすめです。

詳しくはコチラ

長時間のデスクワークならエルゴノミクスチェアがおすすめ!

人間工学(エルゴノミクス)に対応した椅子は、自然な正しい姿勢を維持するサポートをしてくれます。正しい姿勢を取ることで、骨盤や背中への負担を減らし、結果として腰痛や背骨の歪みなどを改善する効果も期待できると言えるでしょう。

エルゴノミクスチェアは通常の椅子と違い高価なため、あまり頻繁に買い換えるものではありません。店頭で直接見てみたり、レンタルを活用して実際の座り心地を試したりするなど、自分の体に合う製品か確認することが大切です。

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