コロナ禍の影響により、ホテル・宿泊施設の稼働率が激減。特に2020年は客室稼働率が前年比で50%以上減少した施設も珍しくありませんでした。2020年は東京オリンピックによる訪日外国人増加、インバウンド需要増加を見込んで、新ホテルのオープンや設備投資を進めていた企業も多かったため、宿泊施設業界には大きな痛手となりました。苦しい状況は現在も続いています。
そんな中で、ホテルにとって明るい話題になりそうなのが「テレワーク」「リモートワーク」「ワーケーション」といった、ホテルをオフィス代わりに使う需要です。今回はホテルのテレワーク需要とオフィス家具導入のメリットやポイントをご紹介します。
定着しつつあるテレワーク。そのメリット・デメリットは?
コロナ禍当初、企業は三密を避けるため、従業員の在宅テレワーク・リモートワークを推進してきました。在宅テレワークを実施すれば通勤時やオフィスでの密集を避けることができます。また、通勤そのものから開放されるので、従業員の負担が減り、幸福度が高まると言われています。ワークライフバランスが改善されるなど、テレワークのメリットは多くあり、IT系企業を中心に定着しつつあります。
その一方でテレワークを継続できず、やめてしまったという企業があるのも事実。ある調査では東京都内でテレワークを導入した企業の3割がその後テレワークを中止したというアンケート結果も出ています。従業員ごとに自宅の環境も異なるため、さまざまな悩み・デメリットがあるようです。
- プライベートとの線引きが難しく、仕事に集中できない
- 効率・生産性が下がる
- 家族の目があり気が散る、情報セキュリティのリスクがある
- テーブル・椅子がない、またはデスクワークに十分な環境でない
これらの悩みを解決する鍵は「自宅以外でのテレワーク」実施です。環境の整ったワークプレイスを確保することで、作業効率を向上させることができます。働く場所の候補はコワーキングスペースやレンタルオフィスなどさまざまですが、その中で注目されているスポットの1つが、ホテルなのです。
注目が集まるホテルのテレワーク。ホテル側の対応は?
テレワーク需要で注目の集まったホテル。家を出てホテルの一室でリモートワークを行う「ホテルワーク」や、旅行先のホテルでリラックスしながら仕事をする「ワーケーション」(ワーク+バケーション)などのキーワードが話題になりましたね。
東京都もテレワーク可能なホテルを探せるサイト「HOTEL WORK TOKYO」をオープンしました。その他にも「宿泊施設テレワーク利用促進事業」として、補助金の交付などさまざまな支援の取り組みがなされています。公的機関の後押しもあり、働く場所としてホテルを評価する流れが来ています。
日帰りプラン、デイユースプラン増加でホテルの売上倍増
ホテル側の目立った動きとしては「テレワーク応援プラン」や「デイユース」プランの増加が挙げられます。デイユースプランを活用することで、ホテルは空室を有効活用することができるのです。日中はテレワークのお客様に部屋を貸し、夜は宿泊のお客様に使っていただくことで、1部屋を1日で2回分販売することも可能です。いわゆる「二度売り」で、上手くいけばホテルの売上が倍増することになります。
客室内の環境整備
快適にリモートワークを行えるよう、客室内の環境を整備するホテルも増えました。そもそもホテルは電源やWi-Fi・有線LANなど、テレワークに必要な環境を有しています。加えて、バス・トイレも完備。もともと大きな障壁はありません。レンタルオフィスやネットカフェ等と比較すると広くゆったりとした空間で仕事を行えることもメリットです。
特に優位性があるのが情報セキュリティの高さ。レンタルオフィスで仕事をしているけれど、電話やリモート会議はどうしても周囲が気になるという方も多いでしょう。レンタルオフィスではパーテーションが設置されていない場合も多く、近くの利用者からPC画面をのぞき見されないとも限りません。思っている以上に、業務機密や個人情報漏洩のリスクと隣り合わせなのです。
その点、ホテルの客室内なら情報セキュリティは抜群! リモート会議だけでなく、少人数でのミーティングも気兼ねせずに行うことができます。
さらに、コピーやFAXに対応しているうえ、会議室を利用できるサービスを展開しているホテルもあります。仕事後リフレッシュできるよう大浴場やサウナの利用が付帯しているプラン、テレワークしながら客室でランチを楽しめるプランなど、テレワーク+αのサービスがある多種多様なプランが登場しています。
ホテルのテレワーク推進にはオフィス家具が必要
ホテルでのテレワーク推進はユーザー、ホテル双方にとってメリットのある話だとご理解いただけましたでしょうか?
そんなホテルのテレワーク需要に必要なアイテムがすばりオフィス家具。日帰りプランを提供するだけではなく、一歩踏み込んで環境整備をしてみてはいかがでしょうか。オフィス家具を導入し、客室の内装もアレンジすることで、より働きやすい環境を整えることができます。
ホテルのテレワーク環境を整えるにあたり、なによりも必要なのが快適なビジネスチェア! テレワークにつきものの悩みのひとつが、椅子が合わないことによる腰痛です。
ルームに備え付けの椅子やソファを利用するのではなく、デスク作業に特化したビジネスチェアを導入しましょう。ヘッドレストやひじ掛けを備えた「マネジメントチェア」と呼ばれる本格的なワーキングチェアは、まさにエグゼクティブ向けの上質な使用感で、特におすすめです。
アフターコロナを見据えるならオフィス家具はレンタルで
入国制限緩和も進む中、ホテル業界はアフターコロナを見据え、今後数年間の経営戦略を決めることになります。テレワーク需要に合わせて客室の内装をアレンジするとしても、顧客が戻ってくるタイミングに備えてすぐに元通りに戻せるようにしておきたいというホテルは多いでしょう。だからこそ、ホテルへオフィス家具を導入するなら、購入ではなくレンタルがおすすめです!
BtoB向け商品も豊富なレンタルサイト「AQレント」ではさまざまな業態・ビジネスで使えるオフィス家具レンタルを展開中です。
さらにAQレントではホテルに大好評の「書棚付きコミックレンタル」サービスを提供中。こちらの商品をレンタルいただければ、ホテルで漫画コーナーを気軽に始められるのがポイントです! もしもわからないことがあればスタッフがしっかりとアドバイス・サポートいたします。
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