今回はオフィスレイアウトの作り方とデスクの配置パターンを6つ紹介していきます。オフィスレイアウトを工夫することで仕事場の空間がおしゃれになるだけでなく、作業効率が上がり快適な仕事環境をつくることができます。
今回は生産性を上げるためのオフィスレイアウトの作り方をご紹介します。
オフィスレイアウトを考える際の3つのポイント
オフィスレイアウトを考える際にはいくつか意識すべきポイントがあります。ここをしっかりと意識しないと、せっかくおしゃれにつくったオフィスも「思っていたイメージと違った」ということになりかねません。そうはならないためにも今回は、オフィスレイアウトを考える際に必要な3つのポイントを紹介します。
基本コンセプトをしっかりと決める
オフィスレイアウトをつくる際にはまず最初に基本コンセプトをしっかり決めましょう。というのも基本コンセプトを決めておかないと、思わぬミスマッチによってレイアウトを変更してもいまいち使いにくいという結果になってしまう可能性があるからです。
そんなミスマッチを防ぐためにも、最初にきちんとコンセプトを決めましょう。たとえば「どのようなオフィスにしたいのか?」「どんな働き方を実現したいのか?」などを考えます。これらを考えたうえでコンセプトができたら次はコンセプトに沿った必要なデスクや備品を用意したり、空間やスペースを確保するなどをしていきます。
ということでまずはどんなオフィスにしたいのかというコンセプトをしっかりと考えましょう。
ゾーニング・動線を意識する
ゾーニングとは、社員の人数や仕事内容に合わせてスペースの区分けをしていく作業のことをいいます。スペースの区分けというのはたとえば社員が普段仕事をするワーキングスペースや会議を行うための会議室、ミーティングスペースというように使用目的に合わせて部屋を区分けをする作業です。
そしてゾーニングをする際には、同時に動線を決めておく必要があります。動線というのはオフィスのデスクや備品の配置を決めておくことです。この動線計画を行わないと、社員同士の移動がスムーズにできなくなったり、備品の配置が整理できなくなったりと不便なオフィスレイアウトになってしまいます。
オフィスのコンセプトが決まったら、コンセプトに合わせて働きやすい環境づくりのためにゾーニングと動線を決めていきましょう。
使用する社員のことを考えたレイアウトにする
オフィスレイアウトを考える際には、実際にそこで仕事をする社員のことを意識しなければなりません。いくらコンセプトに合ったおしゃれなデザインのオフィスレイアウトが完成したとしても、仕事をする社員が「使いづらい」「いろいろと不便な点がある」と言われてはつくった意味がありません。
確かにおしゃれなオフィスレイアウトにすることで、会社のブランディングにつながりやすいです。しかしそこだけに注力してしまうのはNGです。
ただおしゃれなオフィスレイアウトにするのではなく、「このデザインは社員にとって快適に仕事ができる空間になっているか?」という視点も大事になります。したがってゾーニングや動線を意識するときには、社員目線でレイアウトを考えることが大切です。
「自分が社員だったらこのデザインをどう感じるだろうか?」ということをイメージしながらオフィスレイアウトを決めていきましょう。
おすすめのデスクの配置方法6パターン
ここでは快適なオフィスレイアウトを目指すために、おすすめのデスクの配置方法を6パターン紹介していきます。この6パターンを参考に、自分の会社のコンセプトに適したオフィスレイアウトをつくっていきましょう。
対向型レイアウト(島型レイアウト)
対向型レイアウトは、同じ部署であるメンバーと席が向かい合わせになっているスタイルです。席が向かい合っているので、コミュニケーションがとりやすく、共同作業が多い仕事内容にはピッタリのレイアウトになっています。
近くに同じ社員がいるので、集中力が続きづらいというデメリットもあります。個人で仕事をする、あるいはコミュニケーションをあまりとらないような仕事をする人にとっては不向きなレイアウトです。
背面型レイアウト
背面型レイアウトは、席が背中合わせになっているスタイルです。対向型と違う点は、視線の先に人がいないので仕事に集中しやすいという点です。また席を振り返れば、同じチームメンバーがいるので円滑なコミュニケーション環境をつくれます。
したがって、1人で集中したいときにもコミュニケーションをとりたいときにも、両方行いやすいレイアウトになっています。
同向型レイアウト(並列式レイアウト)
同向型レイアウトは、デスクを真っ直ぐ一方向に配置するスタイルのことです。学校の教室のようにそれぞれのデスクが同じ方向を向いているのが特徴です。適度なコミュニケーションをしやすいような環境に確保したうえで、個人の業務に集中しやすいのがこの同向型レイアウトのメリットです。
窓口業務があるコールセンターやワークフローがある程度決まっている定型業務などに適したレイアウトです。
フリーアドレス型レイアウト
特定の座席を決めずに仕事をするスタイルがフリーアドレス型レイアウトの特徴です。空いている席を自由に使えるので、気分転換に場所を変えたりして仕事の効率化が期待できます。また自由な場所で仕事ができるので、その日によって部署が違う人とコミュニケーションを図ることが可能です。
ブース型レイアウト
パーテーションなどでデスクや椅子まで覆われて座席を区切るスタイルのことをブース型レイアウトと言います。パーテーションで覆われているので、周囲からの視線や環境音などを遮断することができるので、個人の仕事に集中しやすい環境をつくることができます。
その代わり人とのコミュニケーションがとりづらいというデメリットもあるため、ブース型は個人の裁量で仕事をすることに特化した人におすすめです。
クラスター型レイアウト
デスクを互い違いに設置し、列の向きも交互にするスタイルです。左右対称型とも呼ばれます。各個人のプライバシーが確保できて集中しやすく、後ろを振り返ればコミュニケーションもとりやすいのが特徴です。
個人の裁量で仕事をし、定期的に周りとコミュニケーションをとりながら仕事を進める人にはピッタリのレイアウトになります。
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