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スタンディングワークとは? 立って仕事する効果とスタンディングデスクの選び方

スタンディングワークの効果と立って仕事するためのスタンディングデスクの選び方

近年、注目を浴びる新しい働き方のひとつとして、「スタンディングワーク」があるのをご存じですか?

これまで、パソコンを使う業務は座って行うのが当たり前とされてきました。しかしスタンディングワークを効果的に取り入れると、業務の効率化や健康リスク軽減につながるとして、海外の企業などでは導入が進んでいるのです。今回は、スタンディングワークのメリットや取り入れ方について解説します。

スタンディングワークとは?

スタンディングワークとは、文字通り「立った姿勢で」仕事を行うことです。一日のうちに、短時間でもスタンディングワークを取り入れることで、業務効率や生産性がアップすると言われています。

座りっぱなしで仕事するリスク

デスクワークはその性質上、長時間座りっぱなしになりがちです。しかし、この「座り過ぎ」は運動不足や姿勢の悪化を招き、身体への負担となります。肩こりや腰痛だけでなく、血行不良による動脈硬化や脳梗塞、ガンなどを発症するリスクが高まるとされています。

健康リスクのほかにも、集中力が低下したり、眠くなったりすることで仕事が進まず、生産性が下がるという懸念もあります。従業員の健康状態や生産性を向上させるため、長時間の座りっぱなしを防ぐ工夫が求められます。

スタンディングワークの効果

スタンディングワークを取り入れることで、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。

集中力の向上を期待できる

座ったままの姿勢が長時間続くと、集中力が切れやすくなります。昼食の後など、満腹状態になると眠気を感じる場合も多く、作業の手がなかなか進まないこともあります。

立って仕事をするスタンディングワークでは相対的に、適度な緊張感をもって仕事に取り組むことができ集中力が高まります。疲れを感じてもその場ですぐに休憩を取ることは難しく、キリの良いところまで作業を終えてから一息つこうと意識することで、生産性の低下もある程度は抑止されます。

姿勢が良くなり、身体の負担が減る

座って画面を見ていると、覗き込むように猫背の姿勢になってしまうことはよくあります。猫背の姿勢は首や肩、腰に負担がかかり、肩こりなどの不調を感じる方も多いでしょう。立った姿勢でいると背骨が自然なS字形状を保ちやすくなり、身体への負担が軽減されます。また、座った姿勢では改善しにくい下半身の血行不良を促す効果もあります。

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座り仕事も組み合わせて長時間の疲労を軽減

集中力向上や姿勢改善に効果があるとはいえ、スタンディングワークも長時間に及ぶと疲労がたまります。慣れないうちは短時間でも足裏に痛みを感じるなど、脚全体への負担があるでしょう。

立ったり座ったりを繰り返してメリハリをつけることで気分転換になり、身体の負担を減らしながら集中力も持続できます。昼食後の眠くなりやすい時間帯など、タイミングを決めてスタンディングワークを取り入れるのもおすすめです。

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スタンディングワークの効果的な取り入れ方

スタンディングワークを導入する際、まずは15分など短時間から始めるのが良いでしょう。慣れてからも1時間程度で休憩を取ったり、座り仕事に切り替えたりして効果的に運用できます。特に集中して作業に取り組みたい時や、だらけてしまいがちな時間帯を選んで取り入れると、効率よく仕事を進めることができます。

また、スタンディングワークのためには、適したデスクを用意することも不可欠です。高さの合わないデスクを使ってスタンディングワークを行うと、かえって無理な姿勢を取ることになり、身体の負担になってしまいます。正しい姿勢で作業を行えるデスクを準備して、より効果的にスタンディングワークに取り組める環境づくりを目指したいですね。

スタンディングデスクの選び方

スタンディングワークに適したデスクの選び方をご紹介します。ポイントを押さえて、使いやすいものを導入しましょう。

高さ調節機能があるか

スタンディングデスクには、天板の高さが固定されたものと、高さ調節ができるものの2種類があります。

固定デスクは耐久性が高く価格も安いというメリットがありますが、複数人での使用には向かないかもしれません。オフィス内で身長が異なる複数人が共用するような場合は、高さの微調整が可能なものがおすすめです。

高さ調節機能があると立った姿勢と座った姿勢のどちらにも対応できるため、作業途中のデスクはそのままに、立ち・座りを切り替えて使うこともできます。

高さ調節の方法

高さ調節が可能なスタンディングデスクの場合、その調節方法は3種類に分かれます。

一番安価なモデルは「ハンドル式」で、手動でハンドルを回して調節するタイプです。「レバー式」はレバーを押すことでガス圧が解放され、天板が押し上げられます。ハンドル式よりも短時間で天板の昇降が可能です。「電動式」は電源ケーブルをコンセントに差し込んで、電気の力で天板を昇降させます。ワンタッチのボタン操作で簡単に調節できる点が魅力ですが、価格は3種類の中で最も高くなります。

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ワークスタイルの見直しで従業員の健康や生産性を改善

今回は、スタンディングワークの効果についてご紹介しました。座りっぱなしによる身体の負担や、集中力低下への対策として、短時間でもスタンディングワークを取り入れてみましょう。

アイデア交換を活発にしたい打ち合わせの際なども、ほどよい緊張感が生まれるため効果的です。立った姿勢と座った姿勢、それぞれを交互に繰り返すことでリフレッシュになり、軽い運動やストレッチを行う機会にもなるので良いですね。まずは使いやすいスタンディングデスクを導入して、生産性や健康を意識したオフィス環境へとシフトしていくことを検討してみてはいかがでしょうか。

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