オフィスづくり

在宅勤務のデスク環境を快適に! 自宅仕事に便利なアイテムとテレワーク導入時の注意点

在宅勤務のデスク環境を快適にするアイテムとテレワーク導入時の注意点

近年、在宅勤務(テレワーク)の機会が増えたという方は多いのではないでしょうか。快適な在宅勤務には自宅のデスク環境が重要です。デスク環境が整っていないと

  • 机の高さが合わなくて肩こりになってしまった
  • Web会議の途中で通信が遮断されてしまった
  • 家族がいて仕事に集中できない

などの問題を抱えることになってしまいます。そこで今回は自宅で在宅勤務をする方に向けて、快適に働くために必要な要素やデスク環境、おすすめアイテムや注意事項をご紹介します。

在宅勤務(テレワーク)のメリットとは

会社に出社して働く場合と比較したとき、在宅勤務(テレワーク)で得られるメリットは3つです。

1つ目は、通勤が不要であること。毎日の会社へ往復する時間がなくなるだけで、かなりの時間節約になります。満員電車で通勤していた方にとってはストレスの削減にもなります。

2つ目は、仕事と家庭(家事・育児・介護など)の両立がしやすいこと。小さなお子さんや要介護のご家族がいる方にとって、自宅で様子を見ながら仕事ができるのは大きなメリットでしょう。隙間時間に効率よく家事を進められるところも良い点です。

3つ目は、人間関係のわずらわしさがないこと。オフィスで働いていると、苦手な上司や同僚と関わることがストレスという方も多いのではないでしょうか。在宅勤務であれば、苦手な人との関わりがなくなり、人間関係のストレスを感じなくてもすみます。

また、作業中に頼み事をされたり、話しかけられたりして作業が中断することもなくなるので、人によっては仕事の効率がアップするのもメリットです。

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在宅勤務(テレワーク)のデスク環境のガイドライン

近年コロナ禍の影響で在宅勤務(テレワーク)が増えています。しかし、健康面では運動不足や孤立感の増大、仕事面ではコミュニケーション不足による生産性の低下、情報漏洩の問題が出てきました。

そのため厚生労働省は令和3年3月に「テレワークの適切な導入及び実施の推進のためのガイドライン」を改定しました。それによるとテレワークの環境整備として以下がポイントに挙げられています。

  • 部屋 :作業を行うための十分な空間、転倒のないよう整理整頓
  • 窓 :換気を行う、PCのディスプレイに太陽光があたる場合はブラインドやカーテンを設ける
  • 椅子 :安定していて簡単に移動ができる、高さや傾きが調整できる、肘掛けがある
  • デスク :必要なものを配置できる十分な広さ、体型に合った高さ、または調節できる
  • PC :ディスプレイの明るさを調節できる、位置を調整できるキーボード、操作しやすいマウス
  • 照明 :作業に支障がない明るさ(デスク上は照度300ルクス以上)
  • エアコンや加湿器 :適切な温度と湿度に調整する(室温は17℃~28℃、湿度は40%~70%)

在宅勤務(テレワーク)に必要なもの

在宅勤務(テレワーク)をする際に必須のアイテムをご紹介します。

まずは、インターネット環境です。在宅勤務ではクラウド上で会社のシステムを利用したり、Web会議に参加したりします。そのため大容量データ通信が可能な光回線のインターネット環境が推奨となります。モバイルWi-Fiは回線速度が遅く不安定で、会議中に通信が切れたり速度制限がかかったりするため適切ではありません。

次にパソコンと周辺アイテム(イヤホン、ヘッドホン、ウェブカメラ、 マイク)です。 会社から支給されたPCがあれば良いですが、そうでなければ自分で用意する必要があります。また、ノートPCは大半の周辺アイテムが本体内に備わっているため用意が不要ですが、デスクトップPCの場合は必要なものを別途用意しなければなりません。

在宅勤務(テレワーク)を快適にするおすすめアイテム

在宅勤務(テレワーク)を快適にするおすすめのアイテムを5つご紹介します。

1つ目は机です。自分の身長にあった高さ、または昇降式の机は正しい姿勢を保つことができるため疲れにくくなります。作業スペースが十分にある机を使用すると業務効率のアップも期待できます。

椅子

2つ目は椅子です。在宅勤務に使う椅子にダイニングの椅子を使っている方もいるかもしれません。しかし、長時間座っていると肩こりや腰痛を引き起こす恐れがあります。調整できる背もたれやひじ掛けが搭載された疲れにくい専用のオフィスチェアを選ぶようにしましょう。

外付けモニター

3つ目は外付けモニターです。モニターを2画面にすると、資料を見ながら作業できるため便利です。また、大きな画面で見られるので目が疲れにくくなります。たとえば15インチのノートパソコンに23インチの大画面モニターを接続するイメージです。パソコンの映像出力端子の規格は複数あるので、それを確認してから外付けモニターを選んでください。

イヤホン・ヘッドホン

4つ目はイヤホン・ヘッドホンです。ノートパソコンやタブレット端末の多くはスピーカーとマイクを内蔵していますが、Web会議の際に、会話内容や声が周囲に漏れないようにイヤホンやヘッドホンがあると便利です。自分の声が相手に聞き取りやすくなるメリットもあります。

Webカメラ

5つ目はWebカメラです。こちらもノートパソコンやタブレットの多くに最初から組み込まれていますが、あまり画質が良くないとWeb会議がスムーズにできない場合があります。外付けするなら、スマホアプリやデジカメをWebカメラとして使用できるもの、マイクやスピーカーを搭載したWebカメラもあります。

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オフィスから在宅勤務(テレワーク)への切り替えの注意点

オフィス勤務から在宅勤務(テレワーク)に移行することで、以下の点には注意が必要になります。

セキュリティ対策

オフィスの外で業務を行うと、情報漏洩やウイルス感染のリスクがあるためセキュリティ対策が必要になります。安全にテレワークを行うために、従業員のセキュリティ教育をしっかり行いましょう。ウイルス対策ソフトの導入や不要なアプリをインストールしないことなど、テレワーク時のルールを策定し、従業員にしっかり周知します。

また、アクセス権限の管理、社内ネットワークに安全にアクセスできる仕組みで不正アクセスを防ぎましょう。

勤怠管理・人事評価制度

テレワークは拘束時間がなく、中抜け時間もあるため、働いた時間が管理しづらくなります。そのため勤務時間ではなく、成績や業務の成果物で評価をすることになります。

しかし、テレワークでは勤務態度や業務プロセスが見えづらく、成果が数字で現れないバックオフィス系の職種では評価が難しくなります。キーの入力や稼働時間を記録して勤怠管理できるアプリを利用するのも1つの方法です。

社内コミュニケーション

テレワークはWEB会議やメールなどコミュニケーションツールが限られます。オフィスに出社して仕事をする場合は不明点がすぐに聞ける環境でしたが、テレワークではコミュニケーションの機会が激減します。そのため孤立感を抱えたり、業務の指示が伝わりにくかったりする場合もあるため注意が必要です。

自宅での仕事環境を整える便利アイテムを活用しよう

快適なテレワークのために、自宅の仕事環境を整えましょう。高さの合ったデスクや昇降式デスク、専用のオフィスチェアを利用すると肩こりや腰痛を改善できるため、快適に作業ができるでしょう。机、椅子以外にもテレワークを便利にするグッズはたくさんあります。ぜひこの機会を利用してテレワークに最適な環境を整えてみてください。

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