集客・運用ノウハウ

店舗集客イベントを企画しよう! アイデアや成功事例を解説

店舗集客に有効なイベントとは?

イベント企画は、店舗集客だけでなくお店の知名度アップに貢献する施策です。多くの人出が見込まれるクリスマスやバレンタイン、ハロウィンなどに魅力的なイベントを企画することで、集客によるまとまった利益を得られるだけでなく、イベントに訪れた来店客がお店のサービスに満足してくれれば、リピーターを増やす効果もあります。

では、どのようなイベント企画が効果的に集客へつながるのでしょうか。この記事では、集客イベント企画の考え方や成功のコツ、メリット、企画例などを詳しく解説します。

集客イベント企画の考え方・コツ

集客イベントを企画するには、開催規模に応じた費用がかかります。年末年始やクリスマス、ハロウィンには、多くのお店がイベントを催しますが、「他店がイベントを開催しているから、うちの店でもイベントをやろう」といった安易な考えでイベントを企画してしまうと、イベント開催にかかる費用に見合った効果が得られず、イベントが店舗経営に悪影響を及ぼしかねません。

イベント企画の目的をはっきりと決めて、コストに見合った集客が見込めるかを十分に検討したうえでイベントを開催することが肝心です。

ターゲット・コンセプトを明確にする

イベント開催にあたっては、イベントのコンセプトを明確化し、イベントへ呼び込む顧客のターゲットを絞ることが大切です。ターゲットを決めないままにイベントを企画してしまうと、さまざまな属性の不特定な顧客を相手にした宣伝が必要となり効率が悪いばかりでなく、イベント開催経費が膨らむ割には顧客満足度の低い企画となってしまう恐れがあります。

たとえば、「ハロウィンパーティーイベント」を企画する場合、見込み客のペルソナ(架空のユーザー像)とイベントのコンセプトを、「真剣にパートナーを探している30代~40代の独身男女のための大人なハロウィンパーティー」と明確に決めたとします。それにより、イベントの告知方法や会場の雰囲気、提供するお酒や料理などもおのずと決まってくるので、無駄な費用が抑えられると同時にターゲットへの訴求効果も高まります。

プレミア感を出す

「5日間限定」や「先着100名様限定」「55歳以上のカップル限定」のような『〇〇限定イベント』は、イベントにプレミア感を与えます。また、『〇〇限定』による希少性は、集客に対して効果的に働きます。

一方、イベントにプレミア感を与える方法として、レンタルの装飾品やツールなどを利用して、店舗の内外装に普段とは違った特別な空間を演出することもおススメです。凝った内外装を施したクリスマスやハロインのイベントには話題性があるので、訪れる顧客がインスタなどのSNSへ店舗の写真をアップすることによる拡散効果が、さらなる集客につながります。

イベント集客に活用したいツール

イベントの告知には、ポスターやチラシ、ダイレクトメールといった紙媒体による宣伝方法がありますが、これらの方法はコストが高くつきがちです。一方、インターネットを利用したSNS広告は、あらかじめ決められた予算の範囲でターゲットを絞ってイベントを告知することができるので、費用対効果が高い広告といえます。さらに、SNSを使えば広告費をほとんどかけずに、見込み客へイベントを告知することが可能です。

SNS

ほとんど費用をかけずにイベント告知に利用できるのがSNSです。Twitterやインスタグラム、Facebook、LINEといったSNSを使うことで、見込み客に対してイベントの開催を一斉に告知することができます。

SNSを効果的に活用するためには、普段からSNSのお店アカウントを使ってお店の情報を発信するとともに、来店客に対してクーポンやプレゼントなどと交換に、Twitterやインスタグラムのフォローや、FacebookやLINEのともだちに、お店の公式アカウントを追加してもらうように工夫しましょう。お店の魅力的な情報をSNSへ発信することで、SNSの拡散効果による集客も望めます。

また、イベントに参加した来店客へは、イベントの様子をSNSへ投稿することを積極的にお願いしましょう。投稿する際に使用するハッシュタグを店内にポスターなどで掲示しておくことで、拡散効果によるお店の知名度アップにもひと役買ってくれます。

イベント告知サイト

SNSの他には、イベント告知サイトの活用もおすすめです。特にセミナーや交流会・トークイベントを店舗で主催する場合は、告知サイトは効果が高いでしょう。告知サイトは無料で使えるものも多く、参加受付やチケット販売まで一貫して管理できるので人気があります。代表的なサイトとしては「Peatix」や「こくちーず」などがあります。

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集客イベントの企画例・成功事例

ここでは、集客イベントの企画例や成功するイベントの事例についてご紹介します。イベント企画の際の参考にしてください。

割引・プレゼントキャンペーン

割引やプレゼントを提供するイベント企画は、まとまった集客効果が期待できます。割引イベントは、見込み客に対して「割引があるなら行ってみよう」という来店行動を促す効果がありますし、プレゼントも同様の効果があります。

さらに、もらったプレゼントが魅力的でプレミア感がある商品ならば、プレゼントをもらった来店客が、インスタグラムやツイッターを使って写真を拡散してくれることでしょう。つまり、プレゼントの写真とともにお店の情報も拡散されるわけです。

コラボ企画

他店舗とのコラボは、コラボ先の店舗との相乗効果による集客が狙えるイベント企画です。たとえば、コラボ先の店舗との共通割引クーポンや、各店舗をまわるスタンプラリーなどのイベントを行うことで、コラボ先と自店舗の顧客を相互に集客できます。

体験会

体験会イベントは、普段お店を利用する顧客へ、お店の商品についてより理解を深めてもらうことに役立ちます。たとえば「〇〇ベーカリーのパン職人が教える親子パン教室」に参加した親子は、体験会以後、そのベーカリーでの購買意欲が高まることは間違いありません。

このように、体験会はお店と顧客とのつながりを強化する働きによる固定客の囲い込みに効果があります。

トークイベント・交流会

トークイベントや交流会の会場として、店舗を貸し出す方法もあります。著名インフルエンサーによるトークイベントやビジネスマン向けの交流会がカフェや飲食店で開催される場合も多く、お店を知ってもらうきっかけになります。さらにイベント参加者にはワンドリンク制をお願いしたり飲食物を注文してもらうことで、売上につなげることも可能です。

コロナ対策は万全に

イベントを開催するうえで、来店客の安全を確保することは店側の責任です。感染対策に完璧はありませんが、店側のきめ細かな配慮が顧客の不安を取り除きます。イベントへ参加する来店客へ安心感を与えるためにも、コロナ対策に万全を期しましょう。ここでは、主な感染対策について解説します。

消毒液

店舗の入口やトイレなどには消毒液を設置するとともに、イベント参加者がいつでも気軽に消毒ができるように、各テーブルにも消毒液を用意しましょう。

入店時の検温

体調が悪い方のイベントへの参加をご遠慮いただくために、店舗入口での検温を実施します。イベント参加者へは入店時の検温の実施を告知して、入店に時間がかかる旨を知らせておきましょう。

テーブル/座席数の削減

密な状態を避けるために、参加者が十分な距離を置けるようにテーブル/座席数を減らすことが必要です。本来、集客が目的で開催するイベントの参加可能定員を減らすことはお店にとっては非常に厳しいところですが、そのぶんイベントを複数回実施するなどして、来店客が集中することで店内が密な状態になることを避ける工夫が大切です。

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換気

可能な限り窓を開け換気扇や扇風機を設置するなどして、店内に空気の流れが生まれるように、十分な換気を心がけます。参加者へは換気により暖冷房の効果が下がることを前もって連絡して、季節の気温に合った服装での来店をお願いしておきます。

詳しくはコチラ

マスク着用

飲食以外では、マスクの着用をお願いしましょう。トイレや会計の際にテーブルから移動する場合などは、必ずマスクを着用するようにお店のスタッフから来店者へ丁寧に説明することが大切です。

テーブルや席の移動を禁止する

イベント参加者同士の接触の機会は極力減らすように、基本的にテーブルや席の移動は禁止しましょう。

個人情報

万が一イベント参加者に感染者が出た場合に速やかに連絡できるように、イベント参加者から連絡先などの情報を提供してもらうようにしましょう。

料理の個別提供

ビュッフェや大皿での料理の提供は感染のリスクが高いので、料理は必ず個別に提供しましょう。

不特定多数の参加は禁止

不特定多数の人々が集まるイベントは感染リスクが高くなります。イベント参加者には、あらかじめ参加登録をしてもらうようにします。また、イベント参加者へは感染対策の徹底について事前に連絡しておきましょう。

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