在宅勤務やテレワークの増加により、自宅でオフィスチェアを活用する人が増えてきました。しかしこれから購入しようという場合、たくさんの種類の中からどれを選んだらよいか悩んでしまう方も多いでしょう。
今回は自宅で使うオフィスチェアについて、選ぶポイントや目安となる価格帯、人気のおすすめオフィスチェアをご紹介します。
在宅勤務・テレワーク向けオフィスチェアの選び方
オフィスチェアには実に多くの種類が存在するので、何を基準に選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
以下ではデザインから機能面まで、自宅用オフィスチェアを選ぶ際に重視すべき4つのポイントをご紹介します。
ローバックorハイバック
オフィスチェアを選ぶにあたって、まず背もたれの高さを決めることが大切です。背もたれには、肩甲骨の下までを支えるローバックタイプと、肩甲骨の上までを支えるハイバックタイプがあります。
比較的狭い部屋でも圧迫感がなく、インテリアにもなじみやすいのはローバックです。より正しい姿勢への補助や、体への負担軽減を重視するならハイバックを選ぶのがおすすめになります。
素材
オフィスチェアに使われる素材は、大まかにレザー、ファブリック、メッシュ素材の3種類です。
レザーは見た目の高級感と耐久性が特徴です。ファブリック素材は、手頃な価格と豊富な色展開が魅力。メッシュ素材は通気性のよさに加え、ムレにくい点がメリットです。
高級感やカラーバリエーションを重視するならレザーかファブリック、機能性を重視するならメッシュ素材を選択するのがいいでしょう。
デスクとの相性
椅子の高さを検討する前に、必ず合わせて使うデスクの高さを把握しておきましょう。ヘッドレストやアームレストのついているオフィスチェアは、一般的な椅子に比べてサイズが大きめになる傾向があります。
キャスターの有無
移動や持ち運びに便利なキャスターですが、デメリットとしてフローリングを傷つけてしまう可能性があります。また、椅子にコンパクトさを求める場合にはキャスターが邪魔になってしまうことも。
キャスター付きを検討している場合には、こうしたデメリットも一度確認しておきましょう。
在宅用オフィスチェアの価格帯
自宅で使うオフィスチェアの価格帯は、おおむね1〜10万円前後まで幅広い選択肢があります。
より安価でも入手可能ですが、長時間の使用の場合には少なくとも1~2万円以上のチェアが適しているといえます。背もたれや座面などが体への負担を軽減してくれる仕様の製品が多くなるためです。
また1日のほとんどをPCモニターの前で過ごすという方は、ぜひ10万円前後のオフィスチェアも検討してみましょう。この価格帯になると人間工学に基づいた疲れにくい設計の製品が一気に増えます。
高額のオフィスチェアは保証期間が長い傾向にあるため、安心して愛用していけるというメリットもあります。
人気のおすすめチェア
体格やデスクの高さにぴったりマッチしたオフィスチェアは、とくに長時間の座り仕事における体への負担を大幅に軽減してくれるでしょう。以下では人気のおすすめオフィスチェアについてご紹介します。
コクヨ | ローバック ing(イング)
体の動きに合わせて360°動く、グライディング・メカが備わっているコクヨのing(イング)。自由に動く座面は、さながらバランスボールに乗っているかのような感覚です。
前傾・後傾含むあらゆる体勢で骨盤が立った状態を保ち、正しい姿勢をサポートしてくれます。とくに座り仕事で、腰への負担に悩んでいる人にはおすすめです。
イトーキ | サリダチェア 可動肘 YL9
老舗オフィス家具メーカーとして有名なイトーキのサリダ ワントーンチェア。コンパクトなサイズ感と、すべてのパーツがワントーンでまとめられているデザインが圧迫感を感じさせずインテリアになじみます。
ゆるやかな曲線が体にフィットし、低反発素材のやや硬めのクッションにより安定した姿勢をキープしてくれます。とくに小柄な方や、あまり長時間の事務作業をしない場合におすすめです。
オカムラ | コンテッサ セコンダ エクストラハイバック
大手オフィス家具メーカー、オカムラのContessa II(コンテッサ セコンダ)。カーブがかったフレームが特徴的でヘッドレストもあるため、もたれかかったときに体全体をしっかり支えてくれます。
また素材には伸縮性のあるメッシュ素材が採用されており、体にフィットして快適な座り心地を叶えてくれるでしょう。自由自在に調節可能なアームレスト、座面の奥行調節機能など、使う人に合わせて細かく調整できる点も魅力です。
座面に深く腰掛けた際、骨盤が立った状態をキープしやすく体への負担を軽減します。快適な座り心地と充実の調整機能を求める方にはうってつけだといえるでしょう。
ハーマンミラー | Aeron Chair(アーロンチェア)
アーロンチェアはアメリカの高級オフィス家具メーカー、ハーマンミラー社の代表作として広く知られています。前傾姿勢対応機能やロッキングの強弱調整、座面の角度調整、アームレストの高さ、角度、奥行調整などの機能が充実しており、設定を細かく調整できる点も魅力です。
3種類のサイズ展開があり、体格に合わせて選べます。背もたれのフィット感や座面のメッシュの張り感が程よく、深く腰掛けたときや前傾姿勢をとったときに骨盤が立った状態をキープしやすい点でも高い評価を得ています。
座り心地のいい多機能モデルを求める場合には、選択肢のひとつとして加えてみてください。
自宅でも快適に過ごせる、在宅用のオフィスチェアを導入しよう
長時間の座り仕事は、体に想像以上の負担がかかります。テレワークや在宅勤務の生産性を高め、成果を上げるためにも自分の体に合った椅子選びが重要になってくるでしょう。ぜひ本記事を参考にオフィスチェアに求める機能や性能をよく検討し、最適な椅子を選んでみてください。
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