オフィスづくり

オフィスの通路幅はどれくらいが適切? 目安を紹介

オフィスの通路幅はどれくらいが適切? 目安は?

オフィスを新設したりリニューアルしたりする際は、レイアウトをどうするか検討する必要があります。そのときよく検討する必要があるのが、オフィス内の通路幅です。オフィス内の通路を快適な幅にレイアウトすることで、効率よく仕事ができるオフィスになります。オフィスのレイアウトを業者に依頼することもできますが、自分たちで考えたほうがコストダウンになります。そこでこの記事では、オフィスのレイアウトを考える際に通路幅を決める目安について解説します。

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オフィスレイアウトを考える

オフィスレイアウトを決める際には、社員の要望を踏まえ、さまざまな工夫を凝らすことでしょう。しかしオフィスレイアウトの基本を忘れてはいけません。まずはオフィスレイアウトの基本を押さえつつ、レイアウト図を描いてみましょう。

レイアウト図を描いてみる

オフィスレイアウトを決める際には、レイアウト図(上面図)を作図してみることが大切です。CAD(Computer Aided Design)などの専用のツールを使うこともできますが、パワーポイントやExcelを使って描くこともできます。

パワーポイントを使う場合、「表示」メニューで「ルーラー」と「グリッド線」「ガイド」を有効にすることで、ルーラーとガイドを使って位置を測って、グリッド線に合わせて図形を配置することでデスクやロッカーなどのオフィス家具の配置図を簡単に描くことができます。

Excelを使う場合には、適当な範囲のセルを高さ20、幅2.75に設定して方眼紙のシートを作ります。この方眼紙シートのセルの4×4が一坪としてオフィスの間取りを描き、そこへ図形を配置してオフィスのレイアウトを作図してみましょう。

適切な通路幅・スペース

レイアウトを考えるうえで欠かせないのが適切な通路幅やスペースの確保です。適切な通路幅が確保されていないと、仕事の効率が悪くなるだけでなく、転倒や接触によるオフィス内での事故につながる恐れもあります。オフィス内で発生した事故による怪我は労災にあたるので、会社の責任が問われることになります。快適で安全なオフィスレイアウトを実現するためには、余裕をもった通路幅やスペースを確保しましょう。ここでは、通路幅とデスク間のスペースの目安について解説します。

1人が通る通路幅

成人男性の肩幅は約45mとされています。また、車いす1台の幅は約60cmです。このことから、デスク間の通行する人が少ない1人分の通路の幅は、最低でも60cm以上は必要といえます。余裕をもって90cm以上設定すれば十分に快適な通路幅が確保できるでしょう。

2人が通る通路幅

オフィス中央の人通りが多いメイン通路の場合、2人がすれ違うために最低でも120cm以上が必要です。できれば、160cm以上確保できれば理想的です。地震などの災害が発生した場合には、メイン通路は避難経路になるので、オフィスで仕事をする人数が多い場合には、余裕をもった通路幅を確保するようにしましょう。

人がデスクに座ったときに必要なスペース

人がデスクワークをする際に必要なスペースは50cmとされています。つまり、椅子を後ろに引いた状態で50cm確保できればデスクワークに問題はありません。90cmもとれば十分快適な通路幅が確保できるでしょう。椅子の後ろに収納庫があるデスクの場合には、椅子の後ろに人が立って、収納庫の扉を開くことができる140cm以上のスペースが必要です。

デスクを背中合わせに配置する場合、椅子と椅子の間を人が通れるように、デスク間のスペースは150cm以上は必要です。入口付近や壁際など人通りが多い場所にデスクを配置する場合には、デスクと壁面との間に90cm以上のスペースを設けておけば、デスクで作業する社員の仕事の妨げにならないでしょう。

コピー機やファックスなどの共用機器の近くにデスクを配置する場合は、共有機器からデスクまでのスペースを120~140cmは確保するようにします。共有機器の周辺は人の往来が多いので、デスクと共有機器の間をパーテーションで区切るといった配慮も必要です。

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オフィスの廊下幅は建築基準法で定められている

オフィスの廊下の幅はどのくらい必要なのでしょう。オフィスの廊下の幅に関しては建築基準法施行令第119条により定められています。コンプライアンスに関わるところなので、遵守が求められます。建築基準法によると、両側に居室がある廊下は160cm以上の幅が必要で、その他の廊下では120m以上の幅が必要です。ここでいう通路の幅は、壁の内側から反対側の壁の内側までの距離です。

また、廊下に柱などの出っ張りがある場合は、廊下で最も狭い部分の幅を参考にします。オフィスの廊下は、フロアの社員の避難経路になるので、社員全員が十分に余裕をもって避難することができる通路幅を確保します。

オフィスレイアウトは防災や使いやすさなどを考慮して決める

すし詰め状態のオフィスレイアウトでは、地震や火災が発生した場合に社員が安全に避難することができません。オフィスレイアウトを考える際には、防災面を考慮することが必要です。消防法では、百貨店など物販店に対しての通路幅の基準はありますが、オフィスの通路幅に対する規定は設けられていません。建築基準法で定められている120cm~160cmの基準を遵守していれば、消防点検で廊下や通路の幅を指摘されることはないでしょう。

しかし当然のことながら、基準が示されていないからといって、オフィス内の通路が狭くてもよいわけではありません。災害が発生した際に社員が安全に避難することができる避難経路の確保は必要です。また、廊下や通路に荷物や備品が置きっぱなしになっていて、通行の妨げにならないように、普段からオフィス内の通路や避難経路が適切に確保されているか、確認することも大切です。

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